野球肘
『早く野球に復帰できるようにする方法』
野球肘は、
使いすぎなどにより、肘の内側の剥離骨折や、軟骨の損傷、内側靭帯を痛めた状態です。
治すためにまず行うことは、安静とテーピングなどで固定することが基本ですが、
早く回復させるために出来ることがあります。
まず、なぜ野球肘になったのか? その原因として考えられるのは、
① 過度の投球による疲労での結果、靭帯損傷を起こした。
② 変化球で肘に「捻れる力」を加え続けた結果、靭帯損傷を起こした。
③ 肘の関節がゆるんでいるせいで、靭帯に負荷を加え続けた結果、靭帯損傷を起こした。
①の場合は、疲労が原因なので、投球せずに安静にすることが一番早く治ります。
②の場合も、疲労が原因なので、投球せずに安静にすることが一番早く治ります。
問題は③の場合です。
肘の関節が抜けてる状態では、安静にしていても、回復が遅く、なかなか復帰できない人が多いです。
そもそも、なぜ肘の関節が抜けるのかと言うと、肘が抜けている人は、肩周りの筋肉や関節の動きが固く、また体のゆがみやねじれが強い人がほとんどです。
体のゆがみとねじれや、肩周りの動きが固いために、血管を圧迫し、肘周辺に血流が正常に流れず、血流不良が起きた結果、肘の関節がユルユルになっています。
では、どうすれば良いのか?と言うと、血流を良くすれば良いです。
冷やすと、血管が収縮してしまうのでアイシングはしないで下さい。
痛みがあって我慢できない場合は仕方ないですが、基本的に冷やすことは血流を悪くするので、NGです。
お風呂に浸らず、シャワーにしておいたほうが良いです。
(*炎症がひどい内は、お風呂に浸かって温めすぎると、血管が拡張して、炎症反応が強くなり、余計に痛みが強くなる可能性があるからです。)
読売ジャイアンツの元トレーナーの方にお会いして、お話を伺ったことがあるのですが、
(聞いた話なので、真相は分かりません)
イタリアの某プロサッカーチームで、足首を捻挫した選手に対して、トレーナーが行う治療は、
テーピングを巻かず、アイシングせず、ひたすらグラウンドを歩かせる事だそうです。
選手は当然、痛がりながら歩くそうですが、この方法を毎日続けさせて、
早ければ1週間で試合に出れるようになるそうです。
結局、何をしているかと言うと、
足首を固定せずに、歩かせることで、足首周辺の血流を良くしようとしているのです。
血流が良くなると言うことは、回復力が上がると言うことです。
だからと言って、ボールを投げまくれ!と言うことではないので、やめてくださいね。笑
まず、肩周りが固い場合は、毎日軽く肩を回してください。
それと、お水を飲めば、多少血流が良くなるので、平均1日 1.5リットルを目安に飲んで下さい。
(*スポーツドリンク、お茶、紅茶、コーヒー、アルコールなどは水分摂取にならないので注意してください。)
あとは、
体のゆがみや、ねじれなどがあると思いますが、ご自身で矯正することは難しいと思いますので、そこは、やはりプロに任せて頂きたいです。
身体のゆがみを治して、血流がよりスムーズに流れるようにして、
その他、少しでも早く試合復帰できるように、アドバイスなどもさせて頂いています(^ ^)
野球肘や、その他スポーツ障害で悩んでいる時は、一度ご相談くださいね!
ご予約・お問い合わせは、078−806−8351